バンコク首都圏では、新型コロナウイルスの感染拡大問題が商品の生産などに影響することを懸念した消費者が日用品の買いだめに走っており、商店では空の商品棚が目立つようになっている。
消費者が買いあさっているのは、即席麺、コメ、ティッシュペーパー、魚の缶詰、飲料水など。大手小売店の担当者は、「少し前から日用品をたくさん購入する人が増えている。給料日の関係かとも思ったが、新型コロナウイルスの感染拡大問題が要因だと気づいた」と話している。
ただ、「日用品に関しては物によっては納品が多少遅れることがあるかもしれないが、小売店への供給に問題はない」と説明。即席麺メーカー首脳も「タイ国民全員に十分に行き渡る生産能力を有しており、品不足を心配する必要はない」と話している。
(バンコク週報 2020年3月4日)