タイ国際航空は救命胴衣や救命ボートを再利用したかばんを発売する。29日からネット通販で注文を受け付ける。
事実上のタイ国営企業であるタイ国際航空は慢性赤字体質で経営が危機的な状況だったところへ、今年に入り、新型コロナウイルス感染症でほぼ全面運休に追い込まれ、経営が破たんした。負債総額は6月末で3300億バーツ。9月にタイ中央破産裁判所が会社更生手続きの適用を認め、債務整理による経営再建に踏み出した。
ただ、手持ちの現金が枯渇する恐れがあり、旅客機内を模した内装のカフェテリアをバンコク都内のタイ航空本社ビルでオープンしたり、タイの揚げパン「パートンコー」を路上で販売するなど、副業での収入確保を目指している。
(newsclip.be 2020年10月28日 21時45分)