KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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バンコク首都圏の新型コロナ700人に ミャンマーから流入か 乾期に懸念

タイ保健省は20日午後、新型コロナウイルスの感染者が17日以降にバンコク西郊のサムットサコン県で689人、同県の北隣のナコンパトム県で2人、バンコクで2人、バンコク南郊のサムットプラカン県で3人確認されたと発表した。

サムットサコンで確認された感染者の約9割は県内の市場などで働くミャンマー人労働者で、ほとんどは無症状だった。保健省はこうしたミャンマー人労働者から感染が広がった可能性があるとみている。サムットサコンはタイの水産業の中心地で、漁船、魚市場、水産物加工工場などで多数のミャンマー人が就労している。

バンコクの感染者2人のうちの1人は鮮魚商のタイ人女性(33)で、今月12日にサムットサコンの市場で海産物を仕入れ、同日午後、バンコク郊外の市場で販売した。もう1人の感染者であるタイ人女性(67)はこの鮮魚商からエビを購入していた。

タイ国内の新型コロナ感染者数は20日午前の集計で累計4907人で、このうち60人が死亡した。過去半年以上、報告があった感染者のほとんどは隔離中の帰国者、入国者で、国内感染はほぼ収束したとされていた。

一方、ミャンマー当局によると、同国で確認された新型コロナウイルス感染者は20日集計で累計11万6134人で、2443人が死亡した。国内に100万人以上といわれるミャンマー人労働者を抱えるタイはミャンマーからの新型コロナ流入を警戒していたが、両国の国境線は長く密入国が比較的容易で、流入阻止は困難とみられていた。タイは乾期が本格化し、気温が下がり空気が乾燥してきている。いったん国内感染が広がると、封じ込めが困難になる可能性もある。
(newsclip.be 2020年12月21日 01時51分)

 

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