国立チュラロンコン大学医学部のチュラ・ワクチン研究センターが開発したmRNAタイプの新型コロナワクチンは5月に臨床試験が開始される見通しという。このワクチンの臨床試験がうまくいけば、同センターのパートーナーであるワクチン・メーカー、バイオネット・エイシアによって年内に最大500万回分のワクチン生産が可能性になると期待されている。
また、タイでは鶏卵を使って生産する新型コロナワクチンの開発を政府医薬品機構(GPO)が進めており、こちらは3月に臨床試験が開始される予定で、年内に3000万回分のワクチン生産を目指すという。
なお、一部の国で接種が始まっているmRNAワクチンは今回初めて実用化された新タイプのワクチンとなっている。
(バンコク週報 2021年2月19日)