保健省疾病対策局のオパート局長はこのほど、十分な量のアストラゼネカとシノバックのワクチンの供給を受けることになっており、バンコク首都圏を対象に1月に1000万回分のワクチンを接種することは可能と説明した。
タイではこれまで中国シノバック製とアストラゼネカ製のワクチンが接種されてきたが、同局長は、政府が評判のよい他のメーカーのワクチンの入手を模索しており、先にファイザー製ワクチンを発注したと明らかにした。
シノバックのワクチンに関しては、「インド由来のデルタ株にはあまり効かない」といった批判的意見が少なくないものの、同局長によれば、重症化を抑制することは証明されており、タイ政府もこれを認めているという。
(バンコク週報 2021年7月19日)