タイ政府は、30億バーツ(約120億円)に上る洪水救援基金を承認し、直ちに配布可能な状態となりました。プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼国防大臣がこの決定を発表し、配布は既存の規定に基づき、速やかかつ適切に行われると強調しました。2024年9月21日にタイ国営メディアNNTが伝えています。
タイ政府は、不要な官僚的手続きによる遅延を避けるため、首相府事務局、予算局、財務省などの関連機関に対し、追加支援の基準を早急に見直すよう指示しました。これにより、現在の基準に基づく支援の限界を克服し、今後の災害対応に向けた新たな枠組みを設けることを目指しています。
プムタム副首相兼国防大臣は、洪水被害地域で救援活動を行う軍関係者の努力にも感謝の意を示しました。彼らの多くが、個人的にも洪水の影響を受けながら、地域住民のために尽力しているとし、その献身を高く評価しました。さらに、彼らの福祉に関する問題も政府として適切に対応していく考えを示しています。
また、プムタム副首相兼国防大臣とそのチームは、洪水で被災した軍関係者に対する支援策についても議論を重ねており、今後の法的な支援措置を講じるため、さらなる検討を行う方針です。
(タイランドニュース 2024年9月21日)