タイ中部で洪水警報が発令され、当局は2024年10月13日から24日にかけての高潮がチャオプラヤ川、ターチン川、メークロン川の水位に影響を与える可能性があると警告しています。これに伴い、サムットプラカーン、バンコク、ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットサコーン、ナコーンパトム、サムットソンクラーム各県の低地や堤防外に位置するコミュニティの住民は、警戒を強めるよう呼びかけられています。タイ国営メディアNNTが2024年10月8日に伝えています。
チャオプラヤダムでは下流への放水量を毎秒2,200立方メートルに維持し、洪水対策を進めていますが、今後の高潮により状況が変わる可能性もあるため、引き続き注意が必要です。
北部タイでも洪水対応進行中
一方、北部タイでは、チェンマイ県とラムプーン県が上流からの洪水流入に対処しています。チェンマイ県のサラピ地区では水位が安定し始めているものの、ラムプーン県では一部地域で最大1.2メートルの水位上昇が予想されています。現地当局は、住民の避難や物資の移送を進めており、王立灌漑局は効率的な排水を行うための日々の評価と対応策を実施しています。
(タイランドニュース 2024年10月9日)
(photo by 絵夢座)