世界的ビーチリゾートであるタイ南部プーケットで、最も多くの外国人旅行者が集まるのがパトンビーチ。そんなパトンビーチで2024年10月27日夕方、タイ人とアラブ人観光客がビーチバレーボールをきっかけに乱闘を行い、その様子を捉えた動画がSNS上で広く拡散されました。映像には拳やほうきを武器にした激しい衝突が映っており、タイ警察パトン署が事件の詳細を捜査しています。
パトン署の発表によると10月27日18時30分頃、パトンビーチのバンタイホテル前でタイ人とサウジアラビア人観光客7名がビーチバレーボールをしていたところ、競技に負けたサウジアラビア人側がコートを離れることを拒否。これをきっかけに口論が発生し、乱闘に発展しました。タイ人グループが最初に攻撃されたとされ、警察は現場にいたタイ人男性を事情聴取し、関係機関と連携して対応を進めています。
一方、事件の映像をSNSで拡散した人物は、観光客に自制を促し、将来的な暴力行為を防ぐために動画を投稿したと説明しています。
この事件が注目される中、地元住民や観光客の間ではSNSで観光地の秩序維持に対する懸念が広がっており、ビーチアクティビティの管理強化を求める声も上がっています。
(タイランドニュース 2024年10月29日)