タイ北部の観光地チェンマイは先ごろ、大雨に伴う洪水で甚大な被害を受けたが、11月半ばのロイクラトン祭には国内外から大勢の観光客が訪れて20億バーツに上る観光収入が期待されている。
ロイクラトンは、灯籠(クラトン)を川に流す(ロイ)というタイの人々の間で古来から続いている風習。ロイクラトン祭は、国内の複数か所で大きなイベントが催されるが、チェンマイもそのひとつだ。ロイクラトンは河川の水位が最も高くなる旧暦12月(現在の10月ないし11月)の満月の夜に行われるが、今年は11月15日がその日に当たる。
チェンマイ観光評議会のパンロップ会長によれば、チェンマイ県内のホテルの客室数は6万あまりだが、14~17日は約5万室に予約が入っているという。ロイクラトン祭でチェンマイを訪れる観光客は、外国人4万人以上、タイ人約2万5000人にのぼる見通し。
(タイランドニュース 2024年11月5日)