タイの空の表玄関、スワンナプーム空港では来年初めに第3滑走の運用開始を予定しているが、同空港を管理・運営するタイ空港社(AOT)は新滑走路を利用する航空機の騒音で影響を受ける住民に賠償する予定だ。
バンコク都議会によれば、公害対策局が騒音レベルを測定しており、それに基づいてAOTは現在、具体的にどの住宅・建物に賠償するかについて検討を進めているところという。
第1滑走路に平行して設けられた全長4キロ、幅60メートルの第3滑走路の運用が開始されれば、スワンナプーム空港の1時間あたりの航空機発着便数は現在の約68便から約94便に増えることになる。
なお、AOTは第3滑走路の騒音被害者に総額120億バーツ賠償する予定。
(バンコク週報 2024年11月27日)