航空データ分析会社OAGがまとめた2026年7月の東南アジア航空市場データで、ベトナムの航空座席供給量がタイを上回り、域内2位となりました。タイは3位に後退しています。
OAGによると、2026年7月に東南アジア各国から供給された国内線・国際線を合わせた航空座席数は、インドネシアが約1,093万席で最多でした。続いてベトナムが約736万席、タイが約694万席となっています。
ベトナムは前年同月比5.6%増と、上位5カ国の中で最も高い伸びを記録。一方、タイは前年同月比3.0%減となり、両国の動きが対照的となりました。
航空会社別でもベトナム勢の存在感が目立っています。2026年7月の東南アジア最大の航空会社は、約281万席を供給したベトナム航空(Vietnam Airlines)。ベトジェット(Vietjet)も約247万席で2位となりました。
一方、タイ・エアアジア(Thai AirAsia)は約145万席で8位。座席供給量は前年同月比22.3%減少しています。
OAGによると、東南アジア全体の7月の航空座席供給量は約5,040万席で、前年同月から1.2%減少しました。特に格安航空会社(LCC)の座席供給量が前年同期比8.1%減少しており、エアアジアやライオン・エア、タイ・エアアジアなどの減便が全体を押し下げています。
空港別では、シンガポール・チャンギ国際空港が約356万席で東南アジア首位。バンコクのスワンナプーム国際空港は約314万席で4位、ドンムアン空港は約142万席で8位でした。
ベトナムでは航空需要と供給の拡大が続いており、タイが長年強みとしてきた東南アジアの航空・観光市場でも、ベトナムの存在感が一段と高まっていることが数字から浮き彫りになっています。
※出典
OAG「Southeast Asia aviation market briefing – July 2026」
(タイランドニュース 2026年8月8日)
