2015年1月15日、バンコク都は、
バンコク市内の東西南北と中央部に新しく5か所の歩行者天国を設け、
低所得の屋台営業者たちの支援にしたい考えを示した。
バンコク都のスクムパン知事は、
軍事政権高官との会談で、
以前シーロム通りで開催したショッピング・ストリートの成功ぶりを説明。
これと同様な食べ物や特産物などの屋台を
並べた歩行者天国を都内5か所に設けたい考えを示し、原則的に了承を取り付けた。
都知事が示した5か所は、
都内北部ラクシー地区ジェーンワタナ5と、
中央部では中華街のヤワラート通り、
東部バンカピ地区ラムカムヘン通り24、
西部バンコクノイ地区バンクンノン通り、
そして南部ラップラナ地区ラマ9世橋クルントン地域のいずこかというもの。
この新たなショッピング・ストリートは、
毎週金曜または土曜と日曜に開設。
食品まもちろん農産物や一村一品製品(OTOP)なども販売される予定。
今回バンコク都が示した歩行者天国の新設される地域は、
中華街を除いて、いずれも観光スポットではない。
そのため、あくまでもタイ庶民に向けた企画だ。
問題は、シーロムでの成功が多分に観光客の多いエリアであったことから、
同じような動員ができなかった場合には、出店者も定着しないことになるだろう。
また中華街は、通常でも交通渋滞が酷い地域であり、土日となると車が動かない。
やってくる客たちには車で来ないよう徹底しない限り、周辺は違法駐車の車で溢れることにもなるだろう。