2015年2月に入ってから、タイ南部の
リゾート地プーケットのパトンビーチが
警察の取り締まりで混乱している。
外国人観光客がビーチに持ち込むビーチチェアを全て禁止し、
中には罰金を科された例もある。
パトンビーチでは昨年、軍政と地元警察が、
地元業者によるパラソルやビーチチェアの貸し出しを禁止。
その後、一部が緩和され、
パラソルとゴザやマットの貸し出しについては許可されていた。
観光客たちはこれまで、
それぞれホテルなどからビーチチェアを借りたり、
店で購入してビーチに持ち込んでいた。
それに対して地元警察は、数か月の間、
特に注意もすることなく、いわばお目こぼし的に放置していた。
それがここに来て、急に取り締まりを始めた。
これには、観光客たちも仕方なくしたがっているが、
一部には抗議する人たちも見られる。
また、タイ人のネット掲示板などでも、
警察を批判する声が相次いで寄せられている。
警察では、
本来の規制を厳格に施行しただけであり、
タバコや食事は禁止されているが、
アルコールも含めて飲むことは禁止していない、
とコメントを発している。