タイ国際航空は、4月~6月期の最終損益が127億5900万バーツの赤字で、
前年同期の最終赤字76億6200万バーツから赤字幅が拡大した。
早期退職費用37億2200万バーツ、
為替差損36億7900万バーツなどが重しとなった。
売上高は前年同期比3.6%減の418億700万バーツ。
昨年4月~6月にバンコクでの大規模反政府デモや
軍事クーデターで旅行者数が減少した反動で、
今年4月~6月の旅客数は19.7%増の507万人、
搭乗率は69.2%(前年同期63.5%)だった。
タイ航空は2013年に120.5億バーツ、
2014年に156.1億バーツの最終赤字を出し、
昨年12月に就任したジャラムポン社長の下、
不採算路線からの撤退、運航機数の削減といった止血策を進めている。