ロケーション撮影の誘致を加速させ、
関連収入の増加に加え、イメージ向上や旅行者増を図る。
同国観光・スポーツ省は、
年間2億バーツ(約6億5600万円)を上限に、
外国からの撮影隊に撮影費の一部を
支援する優遇措置を講じる方針を示した。
現地紙バンコク・ポストなどが報じた。

同省によると、外国からの撮影隊に対し、
タイ国内での撮影費3000万バーツにつき15%を払い戻すほか
撮影後の作業でも優遇措置を用意。
実施は来年度(2016年10月~17年9月)からとなる見通しだ。
外国の映画やテレビ番組、音楽ビデオなどのタイ・ロケ件数は、
10年の572本から13年には724本に増加した。
しかし、14年は594本と減少。
長引く政治混乱なども影響した模様だ。
今年1月~8月のロケ件数は472本で、
撮影隊の宿泊や車両レンタルなどによる関連収入は20億バーツとなり、
通年では25億バーツが見込まれる。
観光・スポーツ省は、優遇策によるロケ地誘致で、
18年には関連収入が50億バーツに倍増すると予測する。
豊かな自然や文化遺産に恵まれたタイは、
数多くの外国映画やテレビドラマなどのロケ地に選ばれてきた。
12年に公開された中国コメディー映画のヒット作
「ロスト・イン・タイランド」のロケ地となった
タイ北部チェンマイは中国人旅行者に人気となっており、
ロケ地誘致で旅行者増加も期待される。
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