タイ空港公社が運営する主要6空港を利用した総旅客数は、
2015年度(14年10月~15年9月)に前年度比33.5%増の1億680万人で、
過去最高を更新した。
格安航空会社(LCC)の普及拡大や、
外国からの旅行者増が主な要因だ。
現地紙バンコク・ポストなどが報じた。
空港別の旅客数をみると、
同国の玄関口となるバンコク近郊のスワンナプーム国際空港が
同12.7%増の5240万人で全体の半数に相当する。
受容能力の年間4500万人をすでに上回り、混雑度が増している。
同空港は拡張工事が予定されているものの、完成は5年後以降となる見通しだ。
伸び率が最大だったのはバンコクのドンムアン国際空港で、
47.8%増の2860万人だった。
同空港は旅客数の約9割をLCC利用客が占めるLCC拠点空港だ。
そのほか、リゾート地として人気の南部プーケット国際空港が
11.2%増の1250万人、北部チェンマイ国際空港が29.8%増の800万人だった。
同公社の会長は「国内での移動手段がバスから航空機に移行しつつある」と述べ、
安価なLCCの路線拡大に伴い、航空機の利用が身近になっているとの見方を示した。
さらに、政府が観光振興に注力し、
外国からの旅行者数が拡大していることも旅客数の増加を後押ししている。
15年度の総旅客数のうち、国際線旅客数は19.8%増の6130万人に達した。
国内線は25%増の4550万人だった。

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