8月6日に正式に開業するバンコク首都圏の都市鉄道パープルラインと
既存の都市鉄道ブルーラインのそれぞれの終点の駅が接続していない問題で、
タイ運輸省はシャトルバスとタイ国鉄(SRT)の既存路線で
駅間をつなぐよう関係機関に指示した。
パープルラインはバンコク北西郊外のノンタブリ県バンヤイと
バンコク北部のバンスーを結ぶ全長23キロ。
ブルーラインは2004年に開業したタイ唯一の地下鉄路線で、バンスーから南下し、バンコク都心のアソーク、シーロムを通り、
西に転じてSRTバンコク駅があるファランポーンに至る全長21キロ。
いずれもタイ電車公社(MRTAM)が事業主体だ。
両路線が接続すれば郊外から都心への交通が一気にスムーズになるはずだったが、
パープルラインの南東側の終点であるバンスー地区のタオプーン駅と
ブルーラインの西北の終点であるバンスー駅は約1キロ離れ、接続していない。
パープルラインの正式開業を前に、この問題はマスコミなどで大きく取り上げられ、
タイ政府のずさんな事業計画に対する不満が強まっている。
タイ運輸省は当面の対策として、パープルラインの開業に合わせ、
タオプーン駅とバンスー駅の間でシャトルバスを運行する。
バンコク首都圏で路線バスを運行するバンコク大量輸送公社(BMTA)が15台を運行。
所要時間数分で、運行時間は午前6時~午後12時。
また、タオプーン駅の次の駅であるパープルライン・バンソン駅と
ブルーライン・バンスー駅を結ぶ手段として、両駅に近いSRTバンソン駅と
SRTバンスー駅の間で3両編成の列車をピストン運行する。
運行は月~土曜の午前6時半~9時半、午後4時半~午後8時半。所要時間は数分。
パープルラインはブルーラインを運営する
バンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ社(BEM)が運営し、
車両、信号・運行監視設備、変電設備、通信設備など鉄道システムの納入と
軌道、駅設備などのメンテナンスを東芝、丸紅、JR東日本が担当する。
タイの都市鉄道に日本の車両、システムが導入されるのは今回が初めて。
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