石井国土交通相は6日、訪問中のタイでアーコム運輸相と会談し、
バンコク―チェンマイ間（約680km）の高速鉄道を
日本の新幹線方式で整備する前提で2国間の協力を具体化する覚書を結んだ。
比較的需要が高いバンコク～ピサヌローク間（約380km）を先に開業することや、
沿線開発も日本が協力することを確認した。
来年から基本計画策定に着手するとみられる。
利用状況などをみたうえで、残る区間の整備についても詰める方向だ。
両国は2015年5月に建設協力の覚書を結び、
需要予測や資金調達方法などを協議している。
石井国交相は6日、記者団に対し、
「今回の覚書は、新幹線システム導入に向けての大きなステップになった」と述べた。
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