【ニュース】バンコクのスワンナプーム空港、拡張工事始動　コンコースビル新設

バンコク郊外のスワンナプーム空港は空港の北側に
4階建てのコンコースビルを建設するなどし、現在年4500万人の
旅客処理能力を2019年11月をめどに年6000万人に引き上げる。

スワンナプーム空港を運営するタイ国営空港運営会社
エアポーツ・オブ・タイランド（AOT）は25日、拡張事業の第１弾として、
タイ・ゼネコン（総合建設会社）最大手イタリアンタイ・ディベロップメント
（ITD）など3者とコンコースビルの建設など計149億バーツの契約を結んだ。

コンコースビルは全長1キロ、延床面積21.6万平方メートルで、
1階が荷物の運搬、
2階が到着ロビー、
3階が出発ロビー、
4階が飲食店、小売店などになる。
28の駐機スポット・搭乗橋があり、
A380型機8機、ボーイング747型機20機に対応する。
コンコースビルの建設で、スワンナプーム空港の駐機スポットは148になる。

既存の旅客ターミナルとコンコースビルは地下道で結ぶ。
既存の地下道（全長800メートル）を700メートル延長し、
全自動無人運転車両（APM）を導入する。

AOTは旅客ターミナルの東側の拡張（延床面積6万平方メートル）、
航空会社のオフィスと駐車場用のビル（同3.5万平方メートル）の建設も計画中だ。
来年3月の着工を目指し、近く事業者入札を行う予定。

昨年10月～今年7月のスワンナプーム空港の旅客数は
前年同期比.5.7%増の4668万人。