2016年10月17日、偉大すぎた国父プミポン国王陛下を失ったタイ国民の感情は、
歪んだ形で暴走気味になっている。
昨夜、SNSでは赤シャツを着て食堂で食べたいた若者の写真が掲載され、
本当にお前はタイ人か。という書き込みで埋まった。
叩かれた本人は、すぐにたまたま住んでいるアパート階下で、
少しの時間を食事していただけで、悲しい思いでいることに変わりは無いと
釈明させられるいたってしまった。
また衣料品店などでは、高まる需要に法外な値段を付けて売る店も出現。
警察では、見つけた場合はすぐに通報するように呼びかけており、
懲役7年か罰金14万バーツ(約43万円)と厳しい態度で臨んでいる。
タイ南部パンガー県ではSNSで王様の死に対して
「王様と同じように自分のお父さんを愛している?」と書き込んだ青年に対して、
実家のロティ販売店に、不謹慎だと群衆が詰めかける騒ぎが起きた。
青年の父親が謝罪して事無きを得たが、タイではこうした場合、
興奮した群衆が対象者を暴行して死に至らしめる事もある。
こうした事態を受けて、タイ政府では16日午後になって、
黒服を着用しなくてもリボンなどの喪章を付ければ良いとの通達を発した。
さらに貧しい庶民の中には、新しい衣服を買えない人も少なく無い現実もあり、
今回の通達で国民には冷静になるようにとも呼びかけている。
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