タイ政府は、観光サービスの向上により外国人旅行者の集客力を高める方針だ。
向こう4年で観光分野で働く10万人以上にサービス向上関連の講習を受講させて
人材を育成するなどして、観光産業の強化を図る。
現地紙ネーションなどが報じた。
タナサック副首相によると、国家観光政策の一環として、
観光ガイドや旅行添乗員ら観光産業に従事する合計10万7020人を対象に、
サービスの向上を図るための講習を実施する計画だ。
並行して、国内の主要な観光地でイメージアップを図る。
首都バンコクや旅行先として人気の南部プーケットなどで、
違法な営業をしている旅行会社やツアーガイド、
無認可ホテルの摘発を強化するといったクリーン作戦を展開していく。
今年9月には、中国人相手の格安ツアーに参加した観光客に
値段が法外に高い商品を売りつけるなど
悪質な行為をした旅行業者の取り締まりを開始した。
中国からの旅行者はタイを訪れる外国人旅行者のうち国別で最も多い。
取り締まりは格安ツアーに水を差し、中国人旅行者の減少を招くとの声もある。
これに対してタイ政府当局は、長期的にみれば、安心安全面での
評価が高まって中国人を含む外国人旅行者の集客力向上につながるとしている。
外国人旅行者の誘致に向け、新たな観光地の開発も進める。
国家観光政策委員会は、
南部のサムイ島、パンガン島など4島を観光振興重点地域に指定した。
これは、地元の自治体などが主体となって観光に取り組む
「コミュニティー・ツーリズム」のモデル事業に位置付けている。
タイは、今年1~10月の外国人旅行者数が
前年同期比11.3%増の2707万人に拡大した。
外国人旅行者による観光収入は、
同15.0%増の1兆3500億バーツ(約4兆4145億円)で、
通年では1兆6300億バーツを見込む。
国内旅行者による観光収入を合わせると、
今年の観光収入は2兆4900億バーツに達し、
当初目標の2兆4000億バーツを上回るとみられている。
景気低迷が長引くタイで、
観光業は経済成長の牽引(けんいん)役としての期待がかかる。
個人でタイ旅行を計画した際に1つのサイトで情報収集出来なかったので
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