KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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【ニュース】海賊版DVDとして販売される日本の映画や連続ドラマ

2017年5月25日、タイはSNSの発達や社会の成熟により
「権利」について考える人が増えてきている。
一方で、市場や商業施設ではコピー品の販売もいまだに多い。

海賊版DVDなども多く出回っており、
タイ政府は時折取り締まりを強化して販売店を摘発するが、
イタチごっこの様相で、海賊版DVD販売者の数は減ることがない。

バンコク中心地の大型商業施設ではあまり見かけないが、
郊外にある顧客ターゲットの商業施設では堂々と海賊版DVDが販売されている。
ジャンルは海外ドラマが人気で、特に韓国のテレビドラマや映画が多いが、
中には邦画や連続ドラマも売られている。
現在は1枚80バーツ(約240円)が相場のようだ。
120バーツ~60バーツで売られていた時期もあった。

映画であればDVD1枚に1本、
ドラマだと1枚につき2~4話が収録されている。
例えば、映画ならそのまま80バーツしかかからないし、
10話の連続ドラマだと4枚セットになっていて、
320バーツ(約960円)で売られる。

日本のドラマの場合、
放送終了後1カ月以内には店頭に並んでいるようだ。
画像は比較的きれいなものが多く、
デジタル機器で録画したものを編集しているか、
公式DVD発売後にコピーしていると見られる。
前者の場合、コマーシャルなどが入ったままの場合もあり、
多くが地方の企業のものになる。
恐らく地方局の放映分を録画していると見られる。

映画の場合も同様で公式DVD発売後が多いが、映画館での盗撮のものもある。
後者は当然画質が落ちるし、館内の雑音でそれとわかる。
ただ、タイ全体で見ると邦画人気は高くないので、
販売されるのはかなり遅く、中国など他国にルートがあると見られる。

ルートや販売元を店主に尋ねると「教えられない。
それ以上深入りするとあなたの命はない」と脅された。
簡単にいえば、タイ・マフィアが暗躍しているのだという。

販売されている海賊版には、タイ語字幕も付いており、
場合によっては翻訳者の連絡先まで掲載されていることもある。
顧客ターゲットはあくまでもタイ人。

数年前までは需要があって、
タイ語や英語の字幕のない日本作品の海賊版は確かにあった。
しかし、今はほぼ必ずと言っていいほどタイ語字幕がある。
それは7万人以上いるとされる在住日本人からの需要が
下がってきているかではないか。
バンコクでは日本人向けにネットや衛星放送など
日本のテレビ番組を視聴できるサービスがいくつもある。
そのため、わざわざ海賊版DVDを求める人がいなくなっているのだ。

正式に販売許可が出されている邦画や日本のドラマなどのDVDもあり、
タイなら日本よりも安く購入できる。
海賊版でなく、正規版を買うようになってほしいところだ。
(Global News Asia 2017年5月27日 09時00分)

※【豆情報】タイで販売されるDVD(正規版)ですが、
 リージョンコードは3、映像の再生方式はPALですので
 日本で鑑賞する場合にはパソコンとなります。

個人でタイ旅行を計画した際に1つのサイトで情報収集出来なかったので
旅行者目線でタイ・バンコク情報サイト「KATEのバンコクガイド」を立ち上げています。


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