タイの鮮魚市場公団(FMO)は、
国産の鮮魚を刺し身用として国内の日本料理店に供給するため、
漁業関係者や飲食業者と協議を開始したことを明らかにした。
12日付クルンテープ・トゥラキットが報じた。
国内の日本料理店は2,000店以上。
多くの店は日本から鮮魚を輸入して刺し身に利用しているが、
これを国産に切り替えることができれば、
漁業関係者と日本料理店の双方に大きな恩恵がもたらされると説明している。
魚の鮮度を維持するための漁法(定置網漁)や輸送法に関する知識を広め、
日本料理店の要望に漁業関係者が対応できるよう支援する。
日本食チェーン「富士」などが
国産魚の調達に向けて積極的な姿勢を見せているという。
国産鮮魚の刺し身については、
国際協力機構(JICA)の支援により調査が行われている。
高級魚として知られるプラーガポン・カオ(スズキの一種)は、
天然魚は刺し身に利用できるが養殖魚は匂いが強いため不向きとの結果が出ており、
現在はプラーガポン・デーン、プラー・ガオ(ハタ科の魚)などの
調査が進められているもようだ。
(NNA ASIA 2017年6月13日 00時01分)
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