2017年6月20日、タイメディアによると、
一向に進まない中国によるタイ東北部の高速鉄道建設は、
首相の強権発動にも関わらずさらに遅れる模様だ。
こうした動きから、中国を捨てて日本に頼むべきだとの声も上がり始めている。
タイの高速鉄道計画は、
東北部のノンカーイからナコンラチャシマーを経てバンコクへのルートと
東部マプラプットへの3ルートが中国の資金援助で建設される計画。
この中でバンコクーナコンラチャシマーのルートのみ
アユタヤで施行式が行われたものの、実質的に何も進んでいない。
この問題で、プラユット首相は先ごろ自ら独断で執行できる憲法44条を用いた上で、
中国人技術者への資格免除という措置をとった。
しかし、タイ建設事業協会は技術レベルの低下を招き、
国家主権にも損失を与え兼ねないことから憲法条文にも
違反している疑いがあるとして裁判所に訴える用意があるという。
このため中国ルートはさらに遅れることになりそうだ。
こうした動きにネットでは「早々に中国との契約は破棄するべき。
そして日本にお願いした方が、確実だし安全だよ」と
言ったコメントが多く寄せられている。
その日本が参画しているのは、北部ミャンマー国境の
メーソートと東北部ラオス国境のムクダハーンを東西に結ぶルート。
そしてバンコクと北部チェンマイを結ぶルートの2つ。
これらについては、調査結果が報告されており、
追加でバンコクと東部パタヤなどを結ぶルートが日本側から提案されている。
(GLOBAL NEWS ASIA 2017年6月20日 19時50分)
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