タイは、航空安全上の問題が改善されたとの見方により、
国連の国際民間航空機関(ICAO)が指定していた
「安全上重大な懸念がある国」から解除された。
それに伴い、新規路線就航の規制を受けていたタイ航空各社による
国際線の路線網拡大が進む見通しだ。
現地紙バンコク・ポストなどが報じた。
同国は2015年に安全審査体制の不備などを理由に、
ICAOから「安全上重大な懸念がある国」に指定された。
これを受け同国政府は、民間航空局を設立し、
法整備や国際線の運航体制の見直しをはじめ、
安全審査に関わる人材の育成を進めるなど、航空安全の強化に注力していた。
ICAOは今年9月にタイを再審査し、
指摘した懸念が解消されたとの見解を10月に示した。
タイのプラユット暫定首相は、安全性の向上に取り組んできた結果だとし、
同国の航空業界にとって重要な分岐点になると強調した。
観光業の振興にも寄与するとみられている。
地場格安航空会社(LCC)の
タイ・エアアジアX、タイ・ライオン・エア、ノックスクートの3社の幹部は、
ICAOの決定を受け、タイの航空会社の乗り入れを
規制していた日本や韓国への事業拡大を再開する方針を示した。
18年上半期中に、新規路線の就航を開始するとしている。
地場大手銀行の調査機関カシコン・リサーチセンターは、
航空各社の路線網拡大などにより、タイの航空業界の売上高が、
17年の2780億バーツ(約9535億円)から
18年は2945億バーツに拡大すると予測する。
タイは15年に米連邦航空局(FAA)からも安全性評価を格下げされており、
現在、米国への新規路線の開設などが禁止されている。
タイ民間航空局の幹部は、
FAAの再審査を18年1~3月に受けるための手続きに着手するとし、
FAAによる安全性評価の格上げにも期待を示した。
(Sankei Biz 2017年11月9日 05時53分)
個人でタイ旅行を計画した際に1つのサイトで情報収集出来なかったので
旅行者目線でタイ・バンコク情報サイト「KATEのバンコクガイド」を立ち上げています。
「KATEのバンコクガイド」ではLINEスタンプを販売!
LINEスタンプ「タイに行こう」
LINEスタンプ「タイに行こう2」
ニコニコ動画にてタイ動画を公開中!
YouTubeにてタイ動画を公開中!