21日、高級車ブランド「レクサス」の旗艦セダン「LS」をタイで発売した。
ブランドの顔となる最上位車種を刷新し、
ドイツ勢が先行する高級車市場で足場を固める。
価格は1153万バーツ（約3950万円）から。
東南アジアで新型LSを投入するのはインドネシアに続き2ヵ国目。
年40台の販売を見込む。
日本製の完成車を輸入するため高率の関税がかかり、価格は日本の2倍以上になる。
トヨタのタイ法人の菅田道信社長は
「（競合ブランドと）販売台数を競うのは難しい」と認めたうえで、
商品だけでなく顧客サービスでも
レクサス独自の価値を顧客に示すことが重要との考えを示した。
競合する独ダイムラーの「メルセデス・ベンツ」や独BMWは
タイ国内で組み立て生産して関税を抑えている。
トヨタは現時点で「レクサスを現地生産する計画はない」（菅田氏）という。
（日本経済新聞 2017年11月22日 23時00分)
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