タイなど東南アジアの国々で、
所得の向上に伴いドライヤーなどのいわゆる美容家電への関心が高まるなか、
日本の大手電機メーカーが現地の市場向けに高出力のドライヤーの販売を始め
シェア拡大につながるかどうか、注目されます。
大手電機メーカーの「パナソニック」がタイなどで販売を始めたのは、
日本で使われている商品のおよそ2倍に出力を高めた2500ワットのドライヤーです。
この分野でASEAN=東南アジア諸国連合最大の市場となるタイなどでは、
所得の向上に伴い、美容家電の需要が高まっていて、
なかでも短時間で髪を乾かせる製品が人気だということです。
このため、このメーカーでは、日本にはない高出力の製品を開発したということで、
熱風で髪を傷めないよう温度を調整するセンサーもついています。
ドライヤーを見に来ていた女性は「興味があります。
毎朝、髪を洗いますが、急いで仕事に行かないといけないので、
早く髪を乾かすことができる製品が必要です」と話していました。
パナソニックAP販売タイの北野宏幸社長は、
「タイはASEAN最大の市場だが、
それでもドライヤーの普及率は20%以下にとどまっており、
まだまだ伸びが見込める」と話していて、
こうした現地向けの製品がシェア拡大につながるかどうか、注目されます。
(NHK NEWS WEB 2017年11月28日 04時50分)
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