バンコクは野良犬の数が10万匹に上るとされるが、
アサウィン都知事は3月15日、狂犬病の感染拡大に懸念を表明するとともに、
感染拡大を予防するための措置を積極的に講じていく方針を明らかにした。
これまでにバンコクでは犬や猫8000匹以上に狂犬病をワクチン接種。
また、都庁は野犬を捕獲してプラウェート区にある
野犬シェルターに送っているが、
現在同シェルターで世話をしている野犬は
収容能力の約半分に当たる1000匹に過ぎない。
都知事によれば、ペットの大半は
飼い主がワンチン接種をしておりさほど心配していないが、
野犬の間での感染拡大および野犬から人への感染が懸念されるとのことだ。
なお、今年に入ってからバンコクでは
動物の狂犬病感染が6件報告されているものの、
人が感染して死亡したケースはまだない。
(バンコク週報 2018年3月16日)
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