タイ最北端の街、チェンライ県メーサイ。13日、ミャンマーとの国境検問所を背に、路上でケースを広げて宝くじを販売する人たちが10人ほどいた。
「13ある?」「445は?」。行き交う人たちはそう言って足を少し止め、宝くじの数字に目をこらす。
くじは数字が6けたあり、下2けたと下3けたを当てるのが多くのファンの狙いどころだ。一番人気は少年らの人数「13」で、販売直後に売り切れた。「445」は4人、4人、5人と順番に救出されたことにあやかるもので、騒ぎが続いた7月と、閉じ込められてから全員救出までの17日間をあわせた「717」も縁起がよいと人気だ。救出活動中に亡くなった男性ダイバー(38)の年齢にちなむ「38」も、追悼の意味を込めて買い求める客が多い。
抽選は毎月1日と16日にあり、今月1日に少年らが閉じ込められた6月23日の「623」が当選番号となったことから、関連する番号の人気に拍車がかかった。タイでは2016年にプミポン前国王が亡くなり、年齢にちなんだ「89」を多くの人が買い求めた。「今回はそれ以来の大ブーム。買いに来るお客さんも、販売する仲間同士でも、洞窟の話題で持ちきり」と、販売人のカウさん(43)は話した。
(朝日新聞DIGITAL 2018年7月15日 08時53分)
個人でタイ旅行を計画した際に1つのサイトで情報収集出来なかったので旅行者目線でタイ・バンコク情報サイト「KATEのバンコクガイド」を立ち上げています。