バンコクのチャオプラヤ川西岸地区の大規模複合不動産プロジェクト「アイコンサイアム」が11月9日、シリントン王女の主宰で開業記念式典を開き、10日に営業を開始した。
式典にはタイ最大級の財閥CPグループのタニン会長、タイ軍事政権のナンバー3であるアヌポン内相、アサウィン・バンコク都知事ら各界の著名人が出席した。
チャオプラヤ川沿いの老舗高級ホテル「マンダリン・オリエンタル・バンコク」の対岸の土地約7.5ヘクタールに、高島屋のタイ1号店が入居する高級ショッピングセンター(SC)、地上70階と52階の高層高級マンション2棟などを開発した。国外の188ブランドがタイに初上陸する。投資額は約540億バーツ。
バンコクの新しいランドマークとして、観光、ショッピングの起爆剤になると期待される。ただ、バンコクのチャオプラヤ川西岸地区は東岸に比べ開発が遅れ、外国人が多い東岸地区からの交通も不便。渋滞や電車の混雑などバンコクの交通事情がますます悪化する中、潜在的な顧客の足をどう確保するかが課題となりそうだ。
「アイコンサイアム」の事業会社にはバンコク都心でSCのサイアムディスカバリーセンター、サイアムセンターなどを運営するサイアムピワット、CPグループと同財閥の不動産デベロッパー、マグノリア・クオリティ・デベロップメントが出資した。
(newsclip.be 2018年11月12日 00時01分)
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