タイ警察は2026年7月4日、オーストラリアでタイ人の女性客室乗務員がヘロインを密輸した疑いで逮捕された事件に関連し、密輸グループに関与した疑いのあるタイ人の男(47)を、アユタヤ県の宿泊施設で逮捕しました。
バンコク首都圏警察本部によると、男はパヤオ県出身で、販売目的で第1種麻薬のヘロインを所持した疑いが持たれています。
警察は証拠品として、タイの象柄が入った布製バッグの切れ端7点などを押収しました。バッグの内側から採取した白い粉末を簡易検査したところ、ヘロインの反応が確認されたということです。
事件は6月30日、オーストラリア連邦警察からタイ警察に情報が寄せられたことで明らかになりました。オーストラリア国境警備隊は、メルボルン空港に到着した航空会社の女性客室乗務員を、約900グラムのヘロインを所持していたとして逮捕しました。
ヘロインは、タイの象柄が入った布製バッグの裏地部分に隠されていたとされています。タイ警察が関係者を捜査した結果、アユタヤ県プラナコンシーアユタヤ郡カマン地区にある宿泊施設の一室を捜索し、今回の容疑者を逮捕しました。
警察の発表によると、男は「ウタイ」と呼ばれる人物から黒い袋を預かり、中にはヘロインが隠された象柄のバッグ6点が入っていたと供述しています。
その後、客室乗務員がオーストラリアで逮捕されたことを知り、バッグを刃物で切り裂いて、中の粉末を室内のトイレに流したと説明しているということです。さらに、バッグの切れ端や持ち手を複数の袋に分け、アユタヤ県内の各地に捨てたとされています。
警察が男を同行させて捨てた場所を確認したところ、ターเรือ郡チャンパー地区の県道4040号線沿いで、象柄のバッグの切れ端が入った黒い袋が見つかりました。
鑑識担当者が布に残っていた白い粉末を採取して調べた結果、ヘロインが含まれていることが確認されたということです。
男は麻薬取締警察本部の捜査担当者に引き渡されました。警察は、ヘロインを預けたとされる人物を含め、事件に関与したほかの関係者についても捜査を進めています。
(タイランドニュース 2026年7月5日)






