自然や野生動物の保護活動を続けるスーブ・ナカサティエン財団は、政府が3日に開いた食事会でフカヒレのスープが出されていたことに対し、サメ漁は持続可能ではない漁法だと訴えると共に、資源や環境に配慮するよう求めた。
専門紙「海洋政策科学ジャーナル」のレポートによると、毎年数多くのサメが捕獲され、ヒレが切り取られているという。こうした現状について同財団は、まずは政府がフカヒレスープの提供や販売を禁止し、資源管理を徹底することで良いモデルを作る必要があると強調した。
さらに同財団は、政府が進める一部プロジェクトの見直しについても言及。シーナカリンダムからラムイースー貯水池に水流を転換する開発計画や、パークバーラー深海港プロジェクトなどは、資源や環境面で悪影響を与える恐れがあるとして再検討するよう要請した。
(ANNGLE 2019年12月17日)