タイ損害保険協会(TGIA)のアノン会長はこのほど、保険金を手にするために新型コロナに自ら感染する者がいるとして、このような行為をやめるよう呼びかけた。同会長によれば、自ら感染して10万バーツの保険金を得たり、家族全員で感染して70万バーツの保険金を取得したりしたといったケースが報告されているという。これについて、同会長は、「悪い行いであり、自らの命を危険にさらすものである」と批判している。
なお、新型コロナの感染拡大に伴い、複数の保険会社が年間の掛け金が400~500バーツで、感染した場合の保険金が1万バーツといった保険商品を売り出している。
(バンコク週報 2021年6月28日)