観光地として知られたパタヤとチェンマイの飲食店が4月半ばのソンクラン祭の期間中、アルコール飲料の販売を午前0時ないし午前1時まで許可するよう関係当局に求めている。業界筋によれば、現在は午後11時まで酒の販売が許可されているものの、パブなどは午後の9時か10時に客が来始めるため、多くの店が売り上げが少なく割に合わないとして休業したままだという。
なお、タイ・アルコール飲料ビジネス協会のタナコン会長によれば、酒の販売時間の延長で販売が伸びると予想されるのは主にビール。アルコール度数の高いウイスキーなどは夜の遊興施設で多く消費されているが、このような施設の営業はまだ許可されていないため、販売時間が延長されたとしても売り上げはあまり伸びない見通しとのことだ。
(バンコク週報 2022年4月4日)