タイ字紙タイポストなどによると、2017年に着工したバンコクとタイ東北部の中心都市ナコンラチャシマを結ぶ高速鉄道(総延長251キロ)の土木工事進捗率が15%にとどまっていることが、7日にタイで開催されたタイと中国の当局者による会合で報告された。
新型コロナウイルス感染症の影響のほか、土地収用、電線や水道管の撤去の遅れなどが影響しているという
バンコク~ナコンラチャシマ高速鉄道はタイ政府と中国政府による共同事業で、当初は2021年開業を目指していた。タイ政府の報道官は今年9月、計画の遅れを認め、2027年に開業するという見通しを示した。
タイ政府はバンコク~ナコンラチャシマ高速鉄道を将来的にナコンラチャシマからラオス国境のタイ東北部ノンカイまで約360キロ延伸し、ノンカイのメコン川の対岸にあるラオスの首都ビエンチャンで中国ラオス鉄道(中国国境のラオスのボーテン~ビエンチャン間414キロ)と接続する計画を打ち出している。
(newsclip.be 2022年11月9日 22時50分)
