タイ国政府観光庁 (TAT) によると、2023年の最初の5ヶ月のタイの観光収入は9590億バーツに達し、外国人観光客が全体の2/3近くを占めました。観光収入は2023年末までに2兆3800億バーツに達すると見込んでおり、これは2019年の観光収入3兆バーツの約80%に相当します。
TATのユタサック・スパソーン総裁によると、タイ人観光客は約1億回の国内旅行で3600億バーツを占め、外国人観光客は1056万回の旅行で5億9900万バーツの収入を得ています。また、5月は197万人の外国人観光客を受け入れ、その大半はマレーシアからの観光客で、中国、インド、韓国、ラオスが続きました。
TAT国内市場担当のThapanee Kiatphaiboon副総裁（次期総裁）は、2023年の残りの期間について楽観的な見方を示しました。副総裁は、TATは今後7ヶ月で最低2500万人の外国人観光客を歓迎したいと考えており、2023年の最後の3ヶ月で観光客の急増が予想されると述べました。
副総裁によるとTATは、天体観測ルートや動物愛好家のための旅行などのサブカルチャーをテーマにした新しいキャンペーンを、2023年後半に開始する予定です。
TATはまた、バンコク、チェンマイ、プーケットなどの主要な観光地の過密状態を緩和するために、各県が独自の芸術、文化、観光名所を紹介し、観光客を誘致するのを支援しています。
TATは現在、2024年に3,000万～3,500万人の外国人観光客を迎えるという目標を設定しています。
（タイランドニュース 2023年6月11日）
