2025年6月19日、プーケット県庁で関係機関による会議が開かれ、大麻製品の無許可販売や違法外国人労働、ノミニー企業などの問題について協議が行われました。
この会議は、4月に行われた現地調査で、特に多くの外国人旅行者が集まるパトンビーチ周辺を中心に大麻の娯楽目的での使用が広がり、観光地の雰囲気や観光客の安心感に悪影響を及ぼしているとの報告を受けて実施されたものです。とくに家族連れ観光客が、煙や匂い、また大麻入りの菓子類の販売を理由に来訪を避ける傾向が見られるといいます。
さらに、クッキーやブラウニー、ゼリーなどの大麻加工品の密売、無許可の外国人労働者の雇用、外国人による違法な企業運営が確認されており、これらは地域経済に対する不公平な影響のみならず、沿岸資源や環境への負荷も招いていると指摘されました。
今回の会議では、関係各所からの実態報告と対応案を集約し、今後、具体的な指示や対策へとつなげていく方針です。プーケットの観光都市としての健全なイメージと秩序の維持が目指されています。

(photo by 絵夢座)