タイ政府がビザなしでタイへの出入国を繰り返して、長期滞在する外国人を取り締まる方針を打ち出した。
21日、在タイ日本大使館は、観光以外でタイに渡航する場合は目的にあったビザを取得するよう呼びかけた。
日本人の場合、ビザなしで1回30日以内の滞在が認められており、
カンボジアなどの陸路国境で出入国を繰り返せば、長期滞在が可能だった。
タイ当局は、5月8日、こうした行為を禁じる通達を出し、
8月12日から、空路についても、ビザなしで出入国を繰り返すことを禁じる。
日本大使館によると、この措置を受け、邦人がタイ出入国審査時に、
入国管理局係官らに対し大声を出したり、カウンターを叩くなどして抗議したことで事態を悪化させ、
入国を拒否されたり、警察に引き渡され罰金を支払った事例があるという。