アジア欧州会合（ASEM）が開かれているイタリア・ミラノで
10月16日、プラユット首相と安倍晋三総理の会談が行われた。
安倍総理は、プラユット氏の首相就任を祝うとともに、
あらゆるレベルでタイとの関係強化を図ると約束。
プラユット首相に日本を訪問するよう伝えた。
安倍総理はまた、タイが国家改革に取り組んでいることを称賛し、
日本としてはタイに圧力をかけるつもりのないと表明。
同時に、改革は大変な作業だが、タイが改革と国民和解に成功するよう期待していると述べたという。
このほか、外交チャンネルを通じて研究・開発のためタイに専門家を派遣し、
また、最も安全な高速鉄道技術を紹介する意向を明らかにしたとのことだ。
一方、プラユット首相は、国家改革を成し遂げようと努力していることを説明するとともに、
高速鉄道、衛星、洪水対策などに関連する技術分野への投資を日本側に呼びかけ、
また、タイミングを見計らって日本を訪れたい意向を明らかにした。
さらに、日本を含む国際社会からの助言を歓迎すると発言。
日本製品の輸入条件を緩和することなどを約束したという。
