KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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【ニュース】タイの2大政党、支持率拮抗

タイの私立バンコク大学が
12月8日~11日にタイ国内で実施した世論調査(回答者1206人)で、
タイの2大政党の支持率は反タクシン元首相派の民主党27.4%(9月調査時27.4%)、
タクシン派のプアタイ党26.9%(同23.5%)だった。
「支持政党なし、わからない」は35.7%(同38.5%)。

首相候補者の支持率は、
プアタイ党のインラク前首相が26.6%(9月調査時22.3%)で1位。
民主党党首のアピシット元首相は、25.1%(同24%)だった。

「総選挙実施にふさわしい時期」を尋ねた質問では、
「すべての改革が終了した時点」が54.4%、「2015年末」26.3%、「2016年初め」7%だった。

プラユット軍事政権が、進める新憲法の制定については、
「新憲法案の国民投票を希望する」が71.2%、「希望しない」が12.4%だった。

タイでは2013年10月から、タクシン派政権打倒を目指す民主党主導のデモがバンコクなどで拡大。
2014年1月、2月には数万人がバンコクの主要交差点を長期間占拠した。
軍は、治安回復を理由に、5月に戒厳令を発令、クーデターでタクシン派政権を倒し、全権を掌握した。

軍政の強権発動で、タクシン派と反タクシン派の衝突は収まり、市民生活は平穏を取り戻した。
しかし、クーデターから半年経っても、両派の和解に向けた政治社会改革の道筋は見えていない。
戒厳令による政治活動の禁止、報道統制、不敬罪による投獄なども続いている。