政府はインフラ(社会基盤)輸出戦略の一環で、
タイ政府と高速鉄道の建設協力の覚書を締結する方針を固めた。
日本は車両や線路、運行技術など
日本の新幹線技術を一体で、タイに提供したい考えだ。
対象となるのは、バンコクとタイ北部の都市チェンマイを結ぶ約700キロ・メートル。
事業規模は100億ドル(約1兆2000億円)を上回るとの見方もある。
タイの運輸相が来週にも来日し、太田国土交通相と覚書を結ぶ。
タイでは、バンコクを起点に複数の高速鉄道建設が計画されており、日本が新幹線技術をアピールしている。
一方、中国もタイへの鉄道輸出を強化、すでに受注している路線がある。
(読売新聞)