2015年9月11日、タイ観光協会はこのほど、
本年度の外国人観光客の目標を
2880万人から3000万に引き上げると発表した。
バンコクの爆破テロの影響で
現在は一時的に観光客が減っているものの、
来たるべきハイシーズンには影響しないとの見通しからだ。
最近の四半期にタイを訪れた外国人観光客は、約810万人。
これは前年同時期に比べて9.2%増加していることになる。
内訳は220万人が東南アジア圏から、
320万人が東アジア、120万人が欧州その他から訪れている。
タイ観光協会会長イッティリット・キンレーク氏は
「先月のエラワン廟爆破テロで
タイを訪れる観光客は一時的に減っています。
しかし、それは短い期間で、
ハイシーズンへの影響はないと考えています」と語る。
先月の爆破テロの影響でタイ観光業界全体で、
約640億バーツを損失したとの試算が
タイ観光協会から政府に報告された。
その主な原因は香港や台湾と言った
主要な国がタイへの渡航自粛勧告を決めたからだ。
「香港は近いうちに自粛勧告を解除するでしょう」と
同会長が明かす通り、犯人も逮捕され、
事件の全容も徐々に判明されつつあることから、
他の国も自粛解除に動き出している。
中国人観光客は、今年約800万人と現在もっとも多く訪れており、
近隣の東南アジア諸国からの観光客も戻り始めている。
しかし、ロシアからの観光客については、減少傾向が続いてる。
タイ国政府観光庁などは、近々エラワン廟で香港や台湾の
アーティストを招いたテロ被害者追悼コンサートを企画している他、
観光客誘致を目的とした大きな企画も
検討していると明かしたが、具体的な言明は避けた。
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