昨年10月13日に死去したタイのプミポン前国王の葬儀の際、
棺を火葬施設まで運ぶための王室伝統の乗り物を修復する作業が進んでいる。
乗り物は1795年にラマ1世が父親の火葬のために造ったもので、
重さ13.7トン、全長18メートル、高さ11.2メートル、幅4.8メートル。
死者の御霊を天国に運ぶ乗り物とされ、これまでに25回使用されている。
直近では2012年、
プミポン前国王のいとこであるペチャラット王女の火葬で使われた。
木製の車体に金と鏡で装飾がほどこされた山車のような車で、
216人の人間が引いて、王宮前広場に建設される火葬施設まで棺を運ぶ。
火葬の日程は未定だが、10月以降となる。
乗り物の修復作業は1月に始まったもので、9月までかかるという。
(ロイター 2017年2月7日)
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