タイの仏僧たちに対して、麻薬の使用や犯罪歴を
記録・確認できる「スマートIDカード」が、近く発行されることになりそうだ。
相次いでスキャンダルを起こしているのイメージ回復が狙いだという。
タイに約30万人いるとされる僧侶たちは国民から敬意を受けているが、
ここ最近は性や麻薬にまつわるスキャンダル、
寺院内での殺人事件などが明るみに出ており、
軍事政権は仏教界の体制立て直しを望んでいた。
首相府の高官が13日、報道陣に対して明らかにしたところによると、
タイの僧侶らは紙の身分証は所持しているが、
「情報が古いため、経歴を確認するのが困難になっている」という。
新しく発行されるデジタルIDカードによって僧侶の最新の経歴のほか、
犯罪歴や麻薬使用などの情報も確認できるようになる。
首相府はこの措置の狙いについて、「偽の僧侶が仏教を悪用したり、
また素行不良者が法衣で違法行為を隠蔽するのを防ぐこと」だと説明している。
(AFP BB NEWS 2017年7月14日 23時17分)
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