タイのテレビ報道によると、タイ国際航空のスメート社長は22日、社員ミーティングの際に、同社が経営破たん、事業停止の危機に直面していると述べ、社員に奮起を促した。
タイ航空はこうした報道に対し、23日、スメート社長の発言は、社員に航空業界の競争の激しさを認識させ、危機意識を持たせるためだったとした上で、事業停止のリスクはないと反論した。
タイ航空はタイ財務省が株式の51%を保有する国営企業。2012~2018年に累計約540億バーツの赤字を出し、経営改革に取り組んでいる。今年1~6月期最終損益は64.4億バーツの赤字。
(newsclip.be 2019年10月24日 01時00分)