一定の条件で外国人観光客を受け入れるという「プーケットモデル」には、外国人観客が新型コロナウイルスを持ち込むことを懸念した地元住人の反対もあるようです。
タイ観光・スポーツ省ピパット・ラチャキットプラカーン大臣は2020年9月6日、「プーケットモデル」による外国人受け入れについて、タイ南部プーケット県で地元住人への理解を深めるための公開会議を実施しました。
「プーケットモデル」
外国人観光客に「安全で密閉された旅行」を提供するというもの。外国人観光客は、14日間の検疫中でもホテルから外に出て1キロ~2キロ圏内でビーチを楽しめ、14日間の検疫期間を終えれば県内を自由に移動できます。また更に追加で7日間の検疫を経れば、県外にも移動出来るようになります。
なおビザ取得には、申請までの72時間以内の陰性証明が必要。14日間の検疫中も2回以上の検査を行います。
プーケットの地元住民の間では、「プーケットモデル」に賛否の声があるとのこと。感染対策を万全にすることで外国人観光客をプーケットを呼び込みたいという賛成意見が多い一方で、主に外国人観光相手の仕事をしていない人々は外国人よりも国内の観光客の呼び込み促進を求めました。
大臣は、首相は「プーケットモデル」をまだ承認しておらず、プーケット地元住民の大多数が同意しない場合は計画を断念する可能性もあるものの、10月1日に開始できるように最善を尽くし、遅くても年末までには実施されると語っています。
(タイランドニュース 2020年9月8日)
