タイ政府は9日の閣議で、バンコク首都圏で建設中のモノレール路線ピンクラインに支線を設けることを承認した。
支線は政府合同庁舎の西のシリラット駅(PK10)から北側の複合不動産プロジェクト、ムアントンタニに伸びる全長2.8キロ、2駅。建設費42.3億バーツ、2024年9月開業を見込む。
ピンクラインはバンコク北郊のノンタブリ県ケーライから東のバンコク都ミンブリに伸びる全長34.5キロ、30駅で、2021年後半の一部開業を目指している。PPP(官民連携)プロジェクトで、事業主体のタイ電車公社(MRTA)が土地の収用を、バンコク首都圏で高架電車BTSを開発運営するBTSグループ・ホールディングスが75%、タイのゼネコン(総合建設会社)大手シノタイ・エンジニアリング・アンド・コンストラクションが15%、タイ政府系電力会社ラチャブリ・エレクトリシティ・ジェネレーティング・ホールディングが10%出資し設立したノーザン・バンコク・モノレールが線路、駅などの建設と車両、運行システムの導入、運行、整備を担当する。
(newsclip.be 2021年2月10日 01時56分)