タイ保健省は今週中にも新型コロナウイルス感染症対策センター(CCSA)に対し、新型コロナ対策の制限措置を緩和するよう提言する予定であり、現在そのための準備を進めているところだ。
新型コロナはオミクロン株の感染が急速に拡大しているが、この変異株は重症化率や死亡率が以前の変異株に比べて大幅に低いことから、感染対策を講じない国が増えている。保健省疾病対策局のオパート局長は、具体的にどのような制限措置が緩和されるかには言及しなかったが、「タイも諸外国と同じ対応をとろうとしている。多くの国が1日当たりの新規感染者数が増えているにもかかわらず、制限緩和に踏み切っている」と説明している。
(バンコク週報 2022年2月7日)