KATEのバンコクガイド管理人ブログ

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タイの空港、サービス時間の短縮のため生体認証を強化

タイ空港公社(AoT)は、空港でのサービス効率を向上させるため、生体認証技術を導入し、主要国際空港における運用を開始しました。2025年1月8日、AoTのケラティ・キジマナワット社長は、スワンナプーム空港、ドンムアン空港チェンマイ空港、プーケット空港、メーファールアン・チェンライ空港、ハートヤイ(ハジャイ)空港の6つの国際空港でこの技術が導入されていることを明らかにしました。ただし、現時点ではタイの身分証明書(IDカード)に完全には対応していません。

1月15日から、このシステムは有効期限がないIDカード(主に70歳以上の高齢者に発行されるもの)に対応する予定です。また、英語で20文字を超える名前が記載されたIDカードもシステム対応が進められる見込みです。

新年期間中の利用状況も好調

年末年始期間(2024年12月27日から2025年1月2日)には、スワンナプーム空港で140万人の乗客が記録され、前年同期比16.1%増加しました。運航便数も7,707便と14.3%増加しています。同様に、ドンムアン空港では758,929人の乗客が利用し、27%増加、運航便数も19.2%増となりました。

他の主要空港でも好調な利用が報告されています。チェンマイ空港では乗客が233,769人(19.7%増)、プーケット空港では437,411人(20.4%増)、ハートヤイ空港では66,092人(18.2%増)と、各地で利用者が増加しました。

サービス時間の短縮に成功

新システムの導入により、特にスワンナプーム空港では混雑が緩和され、効率的な運営が実現しました。国際線の平均サービス時間は到着が22分、出発が28分、国内線の平均時間は到着が12分、出発が16分と、スムーズな対応が可能となっています。

ケラティ社長は「このデータは、新型コロナウイルスの影響から回復し、乗客数や運航便数が正常に戻りつつあることを示しています」と述べています。

タイ政府とAoTは、今後も技術革新を通じてさらなるサービス向上を目指し、空港利用者に快適な旅を提供していく方針です。

 

タイランドニュース 2025年1月10日)

 

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