タイ国政府観光庁（TAT）は観光促進に力を入れることで今年のタイの観光収入を3兆バーツに引き上げることを目指す。内訳は、訪タイ外国人3900万～4000万人から2兆バーツ、延べ回数2億～2億2000万回に上るタイ人の国内旅行から1兆バーツとなる。2
タパニーTAT長官は、「東南アジアの国々やインド、ロシアからも大勢の旅行者がタイを訪れているが、これらのマーケットからの訪タイ観光客を10％程度増やし、予期できない訪タイ中国人の減少に備える必要がある。様々な国が中国人観光客を呼び込もうと躍起になっているが、中国は今後もタイの観光業にとって最も重要なマーケットであり続けるだろう」と話している。
なお、訪タイ外国人のうち東南アジアからの旅行者が約30％を占めており、特にマレーシア人とインドネシア人の人数が突出している。
（バンコク週報 2025年1月23日）
